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Study Salon

2016年7月14日

  • 執筆者の写真: 師友舎 勉強会
    師友舎 勉強会
  • 2016年7月13日
  • 読了時間: 2分

7月の勉強会お疲れ様でした。

「ダイアローグ」輪読会4回目。

前回不参加の方もいたので、復習も兼ねて第2章の頭から、疑問点を検討していった。

議論した箇所:

p.48_l.16「人の意見は、自己の利益への投資に縛られているものだ」

p.49_l.13「対話の狙いは、全体的な思考プロセスに入り込んで、集団としての思考プロセスを変えることにある」

p.50_l.6「全世界とは、一つにまとまろうとするものの、影のような存在にすぎない」

p.50_l.11「改定においても、分離という考え方は存在する」

p.50_l.13「根の深い原因…思考プロセスは、思考が何もしていないとみなしている」

p.52_l.3「そうした勧化を人に強制する圧力が生まれるに違いない」

p.50_l.3「人は衝動を感じるようになり、他人にも同じ衝動を感じるようにと働きかける必要に迫られる」

個人的な感想:

今回も、一文・一文にかなりの時間を費やし議論をした。

例えば「影のような存在」の部分。

原書では「, the whole world is shades merging into one.」

辞書を引きつつ訳本と照らし合わせ著者の言わんとしていることを探る。

「影」という言葉が何を意味しているのか?

たとえば、「触れないが存在するもの」「実存はしていない」「存在とは?」「実存とは?」

物理学者であるボームが「影」を用いているのだから、科学的な側面が含まれているのではないか?

「shades」はなぜ「shadow」ではないのか?

など

英文をどのように日本語に訳すのかによっても、解釈はかなり違いが出てくる。

日本語、単語一つでも、皆が同じように解釈しているわけではない。

一人で読んでいてはこのような気づきはないだろう。

皆で輪読をする醍醐味はここにある。

一文を取り上げて皆で意見を交わす。

進行は遅々としているように見えるかもしれないが、理解の深耕は深まっているはずである。

では、また次回も楽しんで頑張りましょう。

楽しみにしています!

スギモト

 
 
 

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