2017年9月9日
- 師友舎 勉強会
- 2017年9月9日
- 読了時間: 3分
「ダイアローグ」輪読第15回目
議論した箇所:
前回の振り返り p.88 「憎悪とは、非常に緊密な絆」にまつまる内容を再確認。 →愛の反対は無関心
事例を活用して、「憎悪とは、非常に緊密な絆」の内容を理解
<ある男性が憎悪を表出>
→どのように応答するか
→大切なのは何を言えばいいかではない。
→このとき「対話」をしようとしていたか。相手・自分の「思考プロセス」に入っていたか。
→相手の言った言葉ではなく、なぜそのような言動を出しているのか
→こちら側の勝手な仮説が、自分の表情やニュアンスで相手に伝わる(どんな言葉を使おうが)
→例えばPGに対する考え方も人それぞれ(例:完璧なPGなんてない、PGは信頼性・妥当性・信憑性高いものだ)
→素直に自分のミスを言えず、他の事項を理由(言い訳)にし自己防衛しているときもある。
→隠れ蓑にしているものを無理に外そうとしたり、つつくことは関係性を悪化させる
→目的を共有し同じ方向を向く
→自分の役割を明確にし、その中ですべきこと、要望することははっきりと伝える必要はある
→講師等、「なぜそうした/しなかったか?」の理由が「参加者のため」ではなく「自分のため(自分がこまる)」の場合がある。その自覚がない場合が一番厄介である。
→講師等、「なぜそうした/しなかったか?」の理由が「なんとなく」の場合がある。はっきりとした根拠のない判断、感覚だけでは危うい。
p.91_l.3「恐れていた状況をすでに乗り越えたため、今度は知性が働く」
They have already gone through the thin that they are afraid of, so the intelligence can then work.
→恐れていた状況とは?
→知性とは?
→so, then, とあるので順序性を示している
→思考、感情、知性との関係性
→「知性」の言葉には、前にすすめるような前向きは印象を感じる
→感情に支配されている状態では知性は働かない
p.93_l.9
「真実とは、意見から生まれるのではなく、別のものから生まれると思われるーーおそらく暗黙的な心のもっと自由な活動から」
「真実を明らかにしたい、または真実を共有したいというなら」
→「真実」とは?
→l.4「みんなが賛成することなら真実に違いない」との繋がりからわかることは?
p.93_l.11
「意義をコヒーレントなものにしなければならない」
→「意義」とは?
→〇〇の意義?何の意義か?ではなく、"meaning"それ自体が対象。意義それ自体。何を意味するか、何のため、どんな価値があると感じているか。これらを「コヒーレント」にすれば、「真実」を明らかにし共有できるかもしれない。
p92._l.12「ジャングルでは自然の法則によって筋の通った衝動」
<感想>
今回は、メンバーが自らの体験を事例として発表してくれ、そのことで内容の深耕が進んだ。身近な実際に起こったことを本文の内容に照らして考えていくと、本文の内容の意味するところがわかってくるし、実際の場面でどのように考えることが重要か、ポイントはどこにあるのかがわかってくる。
スポーツ等のトレーニングと似ている。自分のスイングを振り返り、ダメなところを確認し、次にそこを直してやってみる。また振り返る…のくり返し。「人とのやり取り」においても対人スキル向上には同じように反復練習が必要だし、「振り返り」がスポーツの場合よりも難しい。何が悪いのか、どこがポイントなのか、気づくことは簡単ではない。他者からのフィードバックが必要であり、知見・経験のある人からの助言かどうかもポイントかもしれない。
ゴルフでも「自分より少し上手い人」と回るのがちょうどいいからなぁ。
では次回も考え・学び・楽しみましょう。 スギモト
Comentarios