2018年1月14日
- 師友舎 勉強会
- 2018年1月14日
- 読了時間: 2分
「ダイアローグ」輪読_第19回
新年1回目。今回も深堀りの1日でした。
議論した箇所:
前回までの振り返りp.96~103
⇒p.103_l.7「自分の想定や意見を守ろうとする行為」に関連した事例
実際に体験した研修場面をメンバーが紹介してくれ、その事象を文面と照らすと何が言えるか?その場で何が起こっていたと言える、講師側に何が起こっていたと言えるかを議論。
p.103_l.15~「『存在すること』は何かと関係すること」
⇒クリシュナムルティの存在論
⇒問答「人のいない森で大きな樹が倒れました。どんな音がするでしょう?」と似ている。
→「何らかの音はするでしょ」と考える人は異なる「存在論」に寄って立っている。量子論のボーアと相対性理論のアインシュタインの関係(対立)と同じ。
p.104_l.10~「ユーモアを込めて」
⇒なぜこの場面でこの言葉がユーモアになるのか?
⇒ユーモアとは何か(お笑いやジョークとは異なる)。
⇒「緊張緩和」
⇒その場を想像するに、みな真剣で緊張に満ちている状況・状態。そこに自分を客観視した、言われた側もふっと我に返り、思わず笑ってしまう。ほっとするかも。
⇒緊迫した状況にこそ、「ユーモア」が効果を発揮する。
⇒厳しい局面でユーモアを発するには、経験と知識が必要。
⇒単に面白可笑しいことを言うのとは全く違う。
⇒目的的に、そしてどのような言葉を投げかけるか。
⇒その場に適した言葉が閃くか。経験から学ぶしかない。
⇒映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の主人公
⇒書籍「創造的に生きる」小林純一
p.103_l.15~「関係とは、非常に痛みを伴うものになりうる」
<感想>
今回も進捗は1ページ程でした。議論した箇所は少なくとも、関連する事例をもとに、臨場感をもって実際の場面ではどんなことが起こるのか、その場面で講師側・参加者側の思考に何が起こるのか、そのような場面で「思考の前提」を思考するとはどうすることか等を考えることができ、大変有意義だった。
また、「ユーモア」とは何かを改めて考える機会になった。笑いが起こるとき、自分が笑うとき、それはどんな状況でどんな言葉を聞いたときか。日々を紐解き、厳しい場面でユーモアを発揮できる人になりたいなぁ。
では、来月も考え・学び・楽しみましょう。 スギモト
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