2019年4月27日
- 師友舎 勉強会
- 2019年4月27日
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「ダイアローグ」輪読_第32回
【議論した箇所】
▶以前出た事例(自分が担当する講義)の、その後について。
・参加者の「描写」を考慮しつつ、伝えたい内容やテーマ(面談)をどのように教育するか。
・大人教育ボームの言う「描写」との関係
・受講者と講師との関係構築
p.134 l.1「提示されたものは、すでに何かが除外された結果」
p.134 l.2「描写されていないものには注意を払えない」
・この「原理」を現場に応用すると、、、
・あるテーマの講座(フィードバック)を運営する際に活用する場合、どのような点に注意するべきか。
p.134 l.6「このようなプロセスを『問題』と呼びたくない。なぜなら、それを解決する方法はないからである--」
・ボーム「問題」定義
・この段落でボームの言いたいこと
<感想>
経験があるからゆえに、「提示」されたものに対して「描写」が起こるという頭のなかの仕組みを、ボームが表わしているが、普段全く意識しないこの自動思考について、大人教育に携わる我々は、注意を向ける必要があると痛感させられる。
一般的な「研修」が、なぜつまらないのか、講義形式での限界や長所・短所、対象者の状況やテーマとの関係、モチベーションなど、人を相手にする以上、人の頭の中の構造に関心を持ち、研鑽していく必要がある。
本書「ダイアローグ」は、そのベースとなる非常に奥深い示唆を与えてくれる。
うーん。今回も意味深い内容でした。
では、次回も思考訓練・成人教育を楽しみましょう。 スギモト
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